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グッドパースン保険相談所

第56回 海外旅行に行くのですが

2012年02月10日

卒業旅行で海外を予定していますが、海外旅行傷害保険はどの程度のものを契約すればよいですか?

意外に難しいですね。

まず、海外での邦人の被害統計というものが外務省から発表されています。
2010年(平成22年)海外邦人援護統計の公表

これによると、外務省がかかわった事件で海外での邦人が最も多く巻き込まれているのが窃盗被害。
また、ある保険会社の保険金の支払い実績の中でもっとも大きな割合を占めるのは、治療・救援費用との事です。

ところで、海外旅行保険はいくつかの保障がパッケージになっている事が多いようです。
主なものは以下の通り。
●死亡・後遺障害
●治療・救援費用
●個人賠償責任保障
●携行品の損害

まず、死亡・後遺障害については、日本国内で契約されている生命保険や、傷害保険は海外の死亡でも補償の対象となります。
そういう意味では、プラスアルファの要素です。
とはいえ、この死亡・後遺障害の額を超えて治療・救援費用を契約する事ができないので、治療・救援費用がいくら必要かを考えるべきでしょう。

治療・救援費用は、想定する疾患にもよりますが、2週間ほどの入院で500~600万円の費用は必要となります。
そこに、ご家族が身の回りの世話に来たりする費用を加算すると、1,000万円では少し心もとない部分があります。

重病の患者を、日本にチャーター便で輸送するとなると、2,000万円を超すことも珍しくないようです。
そう考えると、3,000万円程度の保障は考えたいところですが、近年保険会社は保険金額の制限を定めているケースもあるので、可能な範囲で高額にしておきたいものです。

個人賠償責任保険は、第三者の財物や、体に障害を負わせた場合の賠償に備える保険ですが、基本的には限度額を1億円と設定しているものが多いようです。

携行品の損害は、持ち物の盗難などに備える保険ですが、発生頻度は非常に高い一方で、この費用は持っている金額以上の保障は受けられないものですから、所持品の額に応じて検討されるのがよいでしょう。
現金などは、この保険の対象にならない事が多いので注意が必要です。

基本的に、何かの被害があって、最大の損害額がいくらになるかがわかり、その程度なら自己負担できるもの(例えば携行品損害)等は、ある程度自由に決めても大丈夫かと思いますが、天井なく大きな額を負担する可能性のあるリスクについては手厚くできるとあんしんかと思われます

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